ラジオの周波数を通じて旅するマルコ・ポーロ:IR3POLO のコールサインで世界 73 か国 のアマチュア無線家に届く

4 July 2024

マルコ・ポーロと彼の業績は、ラジオの周波数でも世界中に広がる。ヴェネツィアの歴史 上最も有名な⼈物の⼀⼈であるマルコ・ポーロの没後 700 年を記念して、イタリア無線愛 好家協会(A.R.I.)ヴェネツィア⽀部は、2024 年 4 ⽉ 1 ⽇から 6 ⽉ 30 ⽇まで、イタリア 企業・メイド・イン・イタリー省によって発⾏された特別コールサイン IR3POLO を使⽤ し、ラジオを通じてこの商⼈・旅⾏者の記憶を伝えた。マルコ・ポーロは、今⽇シルクロ ードとして知られる道を通じて極東への旅を描いた「東⽅⾒聞録」で知られている。

この 3 か⽉間で、IR3POLO コールサインを使⽤して世界中のラジオ愛好家との通信が 1858 回⾏われた。通信⽅法は、モールス信号や⾳声、コンピューターとラジオを組み合 わせた最新のデジタル技術、さらには衛星通信まで多岐にわたった。この衛星通信では 27 か国と、全体では 73 か国と通信が⾏われた。通信された国々には、すべてのヨーロッ パ諸国や近隣の多くの同胞に加え、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、ブラジル、⽇本、中国、インド、アメリカ合衆国などの遠くてエキゾチックな国々が含ま れる。

多くの世界中のラジオ愛好家が活動情報を掲載するウェブサイト www.qrz.com には、IR3POLO のコールサインが掲載され、その活動内容が紹介されました。この 3 か⽉間で 4400 回以上の閲覧があり、多くの関⼼を集めた。

ラジオ愛好家の間では、通信後に QSL カードと呼ばれるカードを交換するのが習慣であ る。このカードには、通信に関する技術的データ(相⼿局のコールサイン、⽇付、時間、使⽤周波数)に加えて、今回はマルコ・ポーロの⼈物や彼の⽣涯、そして彼の有名な著作 「東⽅⾒聞録」に関する簡単な説明が記載されている。